しばらく前に、今映画でも話題「余命1ヵ月の花嫁」の原作を本で読みました。
どこにでもいそうな素敵な女性が乳がんに冒され、死と直面し生きられることの素晴らしさを知ります。
死とは誰にでも起る現実。
でも多くの人は実感できないどころか、あたかもそんな現実は起こりえないと思い込んで生活しています。
命の尊さ。
生きられることの素晴らしさとその価値。
彼女はそれを最後の余生、家族や周りの人々にも伝えることができました。
それを受け止めた人々が、彼女自身に生きている喜びを感じて貰おうと、結婚式というサプライズを用意したのです。
これは彼女にとって言葉では表せない感激だったようです。
その1ヵ月後、24歳6ヵ月で生涯を終えた長島千恵さんですが、その結婚式の後に残した言葉がこれです。
「みなさんに明日がくることは奇跡です。
それを知っているだけで
日常は幸せなことだらけであふれています。」
今朝YouTubeで次の映像をみて、彼女のこととその言葉を思い出しました。
最近増えていますが、ある母親が子供の育児を放棄し、1ヵ月もの間、4歳と1歳の子供をアパートに放置した事件を読みました。
1歳児は死亡しミイラ化。
4歳児は生ゴミを食べてかろうじて生き延びていたとのこと。
胸が張り裂けるように痛みます。
いろいろな事情はあるかもしれないけれども
この子供たちがどんなに寂しかったのか
どんなに悲しかったのか
どんなに辛かったのか
どんなに母親を必要としていたのか
どんなに助けを求めていたのかを考えると
かわいそうです。
二人とも死亡したと思って帰宅した母親に、4歳の長男が、「ママ遅いよ・・・」といって駆け寄ったといいます。
親として、人として抑えきれない悲しみを感じます。
命の尊さとそれを預かった親の責任は誰もが深く感じるべきです。
そしてそれをサポートできる社会を作っていかなければなりませんね。
子供はわたしたちの所有物ではなく、神様からの大切な預かりものですから。
このような事件が再び起きないことを切に願っています。
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